キーキャップ

キーキャップの印字方式、二色成形と昇華印刷は何が違う?

キーキャップの文字は、パッド印刷、レーザー刻印、昇華印刷、二色成形などの方式で作られます。方式ごとに鮮明さ、長く使ったときの変化、バックライトとの相性がどう違うかを整理します。

長く使うと文字は消える?キーキャップの印字は作り方によって、すり減り方と光の透け方が変わります。

KeyKeyのコラムを彩るキーキャップ: キーキャップの印字方式、二色成形と昇華印刷は何が違う?
キーキャップ

キーキャップの印字方式は、文字を表面にのせるのか、キーキャップの中に染み込ませるのか、別のプラスチックで成形して入れるのかの違いです。 代表的な方式は、パッド印刷、レーザー刻印、昇華印刷、二色成形です。方式によって、文字の鮮明さ、長く使ったときのすり減り方、バックライトが透けるかどうかが変わります。

キーキャップの印字はどう作られる?

GamersNexusのキーキャップ用語解説は、印字方式を四つに分けて説明しています。

方式 作り方 長く使うと あわせて確認すること
パッド印刷 キーキャップの上面にインクをのせ、透明なコーティングを重ねることもある 最もすり減りやすい傾向 コーティングの有無、価格帯
レーザー刻印 レーザーで文字を刻み、色を埋めることもある パッド印刷より長持ちする傾向 色を埋めているか、透明キーキャップか
昇華印刷 熱で染料をキーキャップの中に染み込ませる 表面のインクより消えにくい 文字色と地の色の組み合わせ
二色成形 文字と本体を別々のプラスチックで成形 文字が厚み全体にあり、すり減りにくい 価格、色の組み合わせの数

同じ名前の方式でも、メーカーごとに細かな工程は違うことがあります。表は方式ごとの傾向を読むための整理であり、個別の製品の寿命を保証する基準ではありません。

二色成形と昇華印刷は何が違う?

この二つは長持ちする印字としてよく比べられます。Kinetic Labsの比較記事は、二色成形をキーキャップ用と文字用の二層のプラスチックで作る方式、昇華印刷をキーキャップに文字を印刷する方式として説明しています。

  • 文字の色: 昇華印刷は、ふつう文字色が地の色より暗い必要があると説明しています。暗い地に明るい文字を入れるには、より手間のかかる逆昇華が必要だと付け加えています。
  • 鮮明さ: 二色成形は成形の段階で文字ができるため鮮明になりやすく、昇華印刷は製品によって輪郭がややぼやけることがあるとしています。
  • 価格: 同じ記事は、昇華印刷をより手頃な選択、二色成形をより高価な選択として整理しています。

どちらが優れているというより、求める色の組み合わせやデザインに合う方式が違うと考えるほうが正確です。素材名と印字方式は別の項目であることも覚えておきましょう。この点はABSとPBTキーキャップの比較でも扱っています。

長く使うと印字はどう変わる?

GamersNexusは、パッド印刷を最も長持ちしない代わりに最も安い方式、二色成形を最も長持ちするが最も高価な方式として整理しています。昇華印刷は染料がキーキャップに染み込んでいるため消えにくいと説明しています。

Kinetic Labsは、二色成形の文字は強い洗剤を使っても色あせないものの、昇華印刷の文字は酸のような強い薬品で拭くと消えることがあると案内しています。キーキャップを洗うときは、先にメーカーのお手入れ案内を確認してください。

バックライトキーボードなら確認すること

キーボードの光を文字から透かしたいなら、印字方式が大切になります。Kinetic Labsは、二色成形はバックライト用のキーキャップにも使える一方、昇華印刷は文字を透明にできないため、主にバックライトのないキーキャップに使われると説明しています。透明なキーキャップに昇華印刷をすると、文字が暗く見えるとも付け加えています。

商品説明に「光透過(shine-through)」とあるか、点灯した状態の写真があるかもあわせて確認してみてください。

商品説明で印字方式を読むには

キーキャップを選ぶときは、次の順に情報を分けて読むと迷いにくくなります。

  1. 印字方式は書かれている? 二色成形、昇華印刷などの記載があるか確認します。
  2. 素材は別に書かれている? 印字方式とABS・PBTのような素材は別の項目です。
  3. バックライトに合う? 光透過の有無とキーボードのバックライトをあわせて見ます。
  4. 文字色と地の色は? 暗い地に明るい文字か、その逆かを確認します。

書かれていない情報は推測で埋めず、販売店に問い合わせるのがおすすめです。キーキャップとスイッチがそれぞれ何を変えるかはキーキャップとスイッチの違いで整理しています。

KeyKeyのキーキャップはどう考える?

KeyKeyで集めるキーキャップは、アプリの中のデジタルコレクションです。実物のキーキャップのように印字がすり減ったり洗浄で色あせたりすることはなく、アプリが特定の印字方式を再現したり比べたりするわけでもありません。実物のキーキャップを選ぶときは、上の商品情報を基準に判断してください。

その代わりKeyKeyでは、ゼリー、レジン、スイーツのように形と色がそれぞれ違うキーキャップを集めて装着し、画面をタップして音と対応機種のハプティクスを楽しめます。文字より形そのものを味わうキーキャップが気になるならアーティザンキーキャップとは?を、アプリの収集の流れはキーキャップゲームの紹介を読んでみてください。

KeyKeyのホームページで、気になるキーキャップを先に見てみましょう。

参考資料と記事の範囲

GamersNexusの解説は四つの印字方式と耐久性の傾向を、Kinetic Labsの記事は二色成形と昇華印刷の色・鮮明さ・バックライト・お手入れの違いを説明するために引用しました。両記事の比較は各記事の説明であり、すべての製品にそのまま当てはまる規則としては扱っていません。印字方式が打鍵音に与える影響はこの記事では扱っていません。表と確認リストは商品情報を読むための整理であり、実施した耐久性試験の結果ではありません。

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